
2012年9月21日。
世間はiPhone5発売で沸き立ちましたが、電子書籍ファンにだって心躍る新製品が登場した日でした。
SONY Reader 「PRS-T2」。
6型Wi-FiモデルのPRS-T1の後継機種で、海外ではすでに発売されていましたが、日本でも楽天koboの衝撃価格7980円に対抗すべく、1万円を切っての9980円で発売されました。やればできるじゃないか!PRS-T1やG1も最初からこれくらいだったら、Koboにむざむざと電子書籍初心者の購買層を奪われることはなかったのに・・・。
まだKoboTouchの方が2000円のアドバンテージがありますが、4ケタ台に乗せてきたことと、端末スペックとReader Storeでのコンテンツ力を総合するに、ほぼ怒涛の価値だといってもいいと思います。
もう購入して実は半月経っているのですが、ようやく開封の儀から少しずつレビューしていきたいと思います。
TOPの写真が箱の中身ALL。付属品はUSBケーブルとタッチペン、携帯用ポーチ。
セットアップ方法の紙は別添ですが、端末の使い方自体は「ユーザーズガイド」が端末内にプリインストールされています。
PRS-T2の外観とファーストインプレッション
さて、今度の筐体は前面ツヤツヤ、背面マットで、指に吸い付く感じ。片手に持ってもすべりにくいです。
しかも軽い!
前機種PRS-T1とKoboTouchは185gだったのに対し、PRS-T2は164g。
来るKindleでも、同等の6型リーダー「Kindle Paperwhite」は213gなので、現段階では世界最軽量級なのは間違いないでしょう。
通勤移動中に読むには、片手読書が必須。画面下をつまむか、手のひらに乗せるかの二択ですが、長時間持つには手が相当疲れるので、軽いのにこしたことはありません。必要な機能が付いていさえすれば。
電源ボタンとUSB端子は画面下、microSDスロットは画面左についています。電車やバスを降車するときなど、読書中断してそのまま片手で電源OFF(スリープ)しやすくなりました。
PRS-T2の新しい特徴は、操作ボタンのシンボル化。PRS-T1は平たいボタンが隙間なく並んでいて、押し間違えたり隣のボタンを触ってしまったというユーザーの声を反映し、機能もわかりやすいようにボタン自体が記号の形になりました。
また、SONYロゴを画面上に移動したことによって、画面下にスペースが空き、端末を片手で支えたままボタンを押しやすくなったのもポイントです。
シンボルボタンはデザインが可愛くていいんですが、個人的には少々押しにくいんですが、ユーザーの皆さんはどうなんでしょう(笑)。
私は通勤の片道1時間中、コミックなんかだと2冊分ぐらい読んじゃうんですが、最後までボタンでめくりとおした時の指といったら、左矢印ボタンの形の跡がすっかりくっきりになりかねません。いや、なります(笑)。
なので、座って両手で読むときや、左手で吊り革を持つ時は画面フリック、右手で吊り革を持つ時は左手で操作ボタンでと、両パターン選べるのは便利です。
携帯用保護ポーチは相変わらず「出しにくく入れにくい」。
このまま直接持ち歩く人はまずいないので、すっぽ抜けを用心しなくたって鞄の中の持ち物との接触から保護すればいいのだから、もう少しゆるくしてほしいとあれほど・・・・(-_-;)。
特に都会の通勤は電車やバスの乗り換えが激しいのでね、いちいち出し入れにてこずっていられないんです。
たまのお出かけの時に持ち歩くにはいいとは思いますが、通勤で使う場合は別途Reader用ブックカバーを 購入した方がよさそうです。
先日、通勤路線が事故で大混雑となり、鞄にありえない圧力がかかり、My Readerも誤作動の嵐だったので、早々に丈夫なカバーかケースを買わなくてはと焦りました!
PRS-T2 基本動作とページめくり【動画】
ファーストタッチを動画撮影してみました。
開いているのは、ReaderStoreで購入した小説「クジラの彼」(有川浩 著)です。
ページ操作関連の機能は画面タッチでできますが、それ以外のカスタマイズはメニューボタンから。
フリックする際に指を止めて長押しすると複数ページを一気に送れるのが、何気に便利。
私の手が乾燥しているので何度か空すべりしていますが(笑)、レスポンスはすこぶる良好、PRS-T1やG1との違いもあまり感じません。
今度はKobo Touchと並べてレスポンスの比較動画でも撮ってみたいと思います。
【ソニー純正リーダーブックカバー】
ブックカバー PRS-G1/PRS-T2/PRS-T1共用
ライト付きブックカバー PRS-G1/PRS-T2/PRS-T1共用
ソフトキャリングケース PRS-G1/PRS-T1/PRS-650/PRS-350共用