【キレイな自炊本作成 】(4)ドキュメントスキャナーで生スキャンデータを作る


前の記事:【キレイな自炊本作成 】(3)ロータリーカッターでコミックを分解する

キレイに本が分解できたら、いよいよスキャニングです。
今回の検証には、キヤノンのドキュメントスキャナー「imageFORMULA DR-C125」を使用しました。

最近のスキャナーは高機能・高画質・高速で、初期設定のままお任せでスキャンしても簡単にすごくキレイなデータが取れるんですが、やはり小説やマンガ、雑誌などページ内容に応じた設定変更をすると、より電子ブックリーダーで読みやすくなるので、最初にそれぞれの設定を作ってから量産するのが効率的です。

※ここからのサンプルは「imageFORMULA DR-C125」での設定例です。
各メーカーによって設定項目は異なりますので、参考まで。

コミック本のスキャン設定

下記は、初期値から変更したところだけを書きだしました。

基本

・カラーモード:256階調グレー(グレースケール)
・用紙サイズ:原稿のサイズに合わせる
・解像度:200dpi
・読み取り面:白紙をスキップする
・画像の傾きを自動で補正する にチェック

明るさ

・明るさ:150~160
・コントラスト:7(最高)

画像処理


・エッジ強調:4 (よりシャープ側へ)

その他

・画像の圧縮度:30~40

今回は線が細く、欄外に小さな文字のつぶやきが多い少女マンガのイメージでセッティングしましたが、作品の画のタッチにと読み手の好みで調整は必要だと思います。

小説文庫本のスキャン設定

挿絵が多い文庫(ライトノベルなど)は殆どコミックの場合と同じです。

活字のみの書籍の場合は、違う点だけ書き出します。

基本

・カラーモード:白黒
・解像度:300dpi (注釈、脚注など極小文字がつぶれやすいため)

明るさ

明るさとコントラストの調整ではなく、ガンマ補正を掛けた方がくっきりします。

サンプルの野菜の濃淡と種類が判別できるギリギリまで濃くします。
(タブレット・ブックリーダーで読みやすくするため)

スキャン前の絶対守るべき注意事項

設定ができたら、あとは用紙をセットしてスキャンスタートをするだけ・・なのですが、絶対に確認しておくべきチェック項目があります。以下は私自身がスキャン中に本当に困って反省した点です(笑)。

・分解した本が本当に一枚一枚離れているかチェック。
DR-C125は、紙が一度に数枚いってしまう重送はほぼ皆無です!素晴らしい!
でも、残念ながら何度か紙詰まりがおきまして・・。それはページが離れてなかったから。私の責任です・・(-_-;)。

スキャン前に、お札を数えるようにページを扇形に広げて、全ページ独立しているかをチェック。
片手でペラペラ送るだけではくっついていてもわかりません。

扇形にすると、くっついている場所がよれてすぐにわかります。

・用紙は置けるからといってMAXでは置かない。
給紙トレイには50枚以上の紙がセットできますが、前面にある排紙トレイの方が詰まりやすいので、あまり詰め込むと紙詰まりの原因になります。

・読み取り部のガラスの汚れをよく拭く。
自分で分解した本を何冊も連続でスキャンしていると、切断面から細かい紙のくずが舞ってスキャナ内部にたまります。数冊やるだけでかなり白っぽくほこりまみれに・・。こまめに掃除しないとスキャンデータに線が入ったりど汚れが映ります。

スキャンスタートとファイル保存

保存するファイル形式は、活字書籍は「PDF」、漫画・イラスト集は「JPEG」を選択します。

JPEGを選ぶと、1ページ1ファイルとなりバラバラになりやすいので、作品タイトルでフォルダを作ってその中に保存するように設定します。電子ブックに入れる時には、全ファイルをZIPファイルとして圧縮し、拡張子を「cbz」にすると、koboで閲覧できるようになりますし、加工ソフトでPDFにまとめれば、どんな端末でも閲覧できます。

さぁ、ようやくスキャンスタート!!
今回使用したDR-C125のスキャン風景はこんな感じ。イマドキのスキャナーは早いよねぇ・・・。

300Pの文庫は、設定~紙の入れ替え含めて約7分でした。

スキャニングに関するまとめ

画像の解像度に関しては、基本設定で200~300dpiでスキャン設定してあれば、「その他」タブの圧縮度は高圧縮側「0」でも十分閲覧には耐えられます。

ただ、高画質でスキャンするとファイルサイズは大きくなりますが、実際にブックリーダーに取り込む前に再度加工ソフトを通すと半分以下に軽量化されたりするので、とりあえずスキャン生データはできるだけ高画質で・・・というのも一つの手です。
今後どんなことに利用するかわかりませんしね。

いずれの場合も何ページかテストスキャンして、それを電子ブックリーダーに入れてみて、確認することが大事。
気に入った設定を登録しておくと、後はそれを選ぶだけでスキャンできるので、最初の追い込みは納得いくまで繰り返した方がいいです。

次の記事では、電子ブックリーダーで読みやすいようにPDFデータを最適化・カスタマイズします。

次の記事:【キレイな自炊本作成 】(5)自炊PDFをブックリーダー用に見やすいように最適化する


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